ひつじの公園~山添村:めえめえ牧場へようこそ!

めえめえ牧場(まきば)は奈良県山添村の県立自然公園:フォレストパーク神野山にある、ひつじの牧場です。
ひつじが約50頭のんびりと草を食べてます。毛刈りや、羊せんべいの餌やり体験もできます。

めえめえ牧場:奈良県山辺郡山添村北野
休園日:毎週水曜日(水曜日が祝祭日の場合は翌日) 開園時間 9:30~16:30
問い合せ、申し込み ☎0743-86-0131 mail:meemeemakiba@gmail.com
フォレストパーク神野山 http://fpkonoyama.blogspot.jp/

2013年12月31日火曜日

年の瀬

 今年も残すところあとわずか。
 牧場もいろいろな出来事がありましたが、日々の小さな仕事に追われる毎日でした。
 でも去年と同じ牧場ではない、という実感はしています。
 来年の牧場はどんな年になるのか?
 日々の小さな仕事の積み重ねから、大きな結果がうまれる予感がします。

 みなさんも、良いお年を。
牧場の前のアイスバーン。
「凍結注意」の看板はダテじゃない。


 

2013年12月27日金曜日

子羊

 先週の21日の朝、この冬第一号のコリデールの赤ちゃんが産まれました。
 めえめえ牧場には、サフォークとコリデールの羊たちがいますが、不思議な事に
毎年必ずコリデールから先に産まれます。
 骨格のしっかりした雌の赤ちゃんですが、下半身が思うように動かないので、今のところ立つことができません。本来ならば一日でヨチヨチ歩きを始めますが、五日経った今も前足を使って、引きずる様に歩いています。今後歩けるようになるのか、わかりません。
 ただ、母羊も当の子羊も、この現状をそれなりに受け入れて、普通に過ごしています。
 ですからこちらも、普通に見守ることにしました。


2013年12月20日金曜日

いきなり雪

 寒いながらも朝は快晴。
 気持よく羊たちを放牧してしばらくすると、空の雲行きがみるみる怪しくなってきました。
 とりあえず畜舎の中で、羊たちの部屋掃除を済ませて外に出ると、一面銀世界に。
 放牧した羊たちは・・・フツーにくつろいでいました。
雪の中でのんびりとくつろぐ羊たちを眺めていると、なんだか寒さを忘れます。

 

2013年12月15日日曜日

北風と太陽

 この週末は、とても冷たい北風が吹き荒れて、牧場の紅葉はほとんど散ってしまいました。
 落ち葉もきれいにどこかに飛んでしまったので、もう落ち葉掃きはしなくてすみそうです。
 北風と太陽が厚着をした人の服を、脱がせるお話がありますが、
木は暑い夏ほどうっそうと葉をつけて、北風が吹くと葉を全て脱ぎ棄ててしまいます。
 

 このお話で例え話をされる時は、うまく使い分けましょう。
葉の無くなった枝木を見ていると、毛細血管に見えませんか?

2013年12月1日日曜日

三輪車レース

 めえめえ牧場からちょっと離れた所に、同じ観光協会施設の映山紅というお食事処があります。
 今日はそこで、手づくり市というイベントがあり、その中で企画のひとつである、三輪車レースを行いました。
 
お天気にも恵まれ、レースには飛び入り参加される方もいて、楽しいイベントになりました。
 

 早いもので、もう師走。すてきな一年の締めくくりの月にしましょう。
いい歳した大人もマジになる三輪車レース。
子供の方が冷静でした。

2013年11月19日火曜日

雪?



 朝、牧場へ向かう道の端がなんとなく白い。
 霜のような、羽毛のような、うっすらとした雪が積もっていました。
 この冬初めての雪です。まだ秋だと思っていたのですが、今年の冬はいつもより早く
訪れました。相変わらずまだ秋だと思っているのは、雪の上でも平気で昼寝をしている、
ひつじ達だけのようです。

2013年11月15日金曜日

頭突き

 羊は頭突きをします。
 産まれてすぐに、母親のおっぱいを飲む時、乳房に頭突きをします。
 仲間と戯れるようになると、今度は仲間同士で頭突きをします。
 仲間がいない時は、木や戸に頭を擦りつけながら、頭突きをします。
 成羊になると、雌は雌同士で頭突きをする時がありますが、問題は雄。
 雄同士はもちろん、世話をしている飼育員など、人にも頭突きをしてきます。
 頭突きをする理由は様々。機嫌の悪い時、うれしい時、威嚇する時・・・。
 
 大きな羊の頭突きは、不意にされるとシャレにならないので、雄羊の世話をされる方は、
常に背後に気を配りましょう。
 現在、めえめえ牧場の雄羊は13頭。ここで働くと、背後に気を配る達人になれそうです。
飼い主が、頭突きが手に負えないので、牧場で引きとる事になった、太陽くん。
飼育員も頭が痛い・・・。
 

2013年11月11日月曜日

枯れ葉

 夏の強い日差しから木陰をつくって、いこいの場にしてくれたケヤキの葉も、今は役目を終えて
はらはらと散っています。
 朝のお掃除で、山のように積もる枯れ落ち葉をみると、赤、茶、黄色となかなか鮮やか。
 そういえば、自動車に張る若葉マークならぬ〇れ葉マークは不評でしたが、あのマークも
無数に張れば、鮮やかかも…。
毎朝、掃いても掃いても地面いっぱいに広がる落ち葉。
見上げればまだまだその予備軍が・・・

2013年11月2日土曜日

おこぼれの秋

 神野山は徐々に紅色の染まり始め、秋の景色になりました。
 稲刈りから始まる本格的な秋の収穫。牧場も実りの秋のおこぼれ(稲わらやサツマイモのつる)の回収に忙しくなります。
 おこぼれといっても、米粒や芋コロに比べて、明らかに量の多いワラやつるをみると、どっちが
おこぼれなんだか・・・。
 農家では、この芋のつるの処分に困っている方が多く、我々が回収に伺うととても感謝されます。ちなみに牧場で処分に困っている羊のたい肥を、農家の方々が畑の肥料として回収に来てくれるので、こちらもとても助かっています。
天日干しで乾いた芋のつるは、羊たちの好物です。
 

2013年10月20日日曜日

新天地

 先日、三重県五桂池の公園に、2才の雌羊サフォーク2頭を届けてきました。
 羊の飼育環境は、購入先によって様々。こちらとしてはお渡しする先が、良い環境であることを
祈るばかりですが、必ずしもそういう所ばかりとは限りません。
 以前、明らかにひどい環境にお渡しすることになった羊たちがいました。が、なぜかそこでの
発育状態がとても良く、現在めえめえ牧場のサフォークは、そこで育った種雄のお世話になっています。
 基本的にめえめえ牧場の羊たちは、高待遇に慣れていないのかも・・・。貧乏性?
新入りの雌羊に興味深々の羊&山羊。




 

2013年10月11日金曜日

ひつじの効用

 今週の火曜日、兵庫県加古川のメガソーラー発電所の完成式典がありました。
ここの施設では、ソーラーパネルの下から生える雑草の処理に、羊を使う方法を試みています。
 まさか企業として、本当にひつじを利用するなんて・・・
思えば今年の5月に、たった2頭の放牧実験から始まった、この活動。(5月のブログをチェック)
あの時は半年後、こんな光景に立ち会うことになるなんて、思ってもいませんでした。
 長生きしてみるもんですね~。
緊張の式典も、羊の入場であちこちから笑い声が・・・
健闘を祈る。


 

2013年10月7日月曜日

はならぁとde毛刈り

 先週の水曜日、今井町に放す羊の毛刈りを、現地で行ないました。
 ご近所から見物に来られたみなさん、楽しんでいただけたでしょうか。
 それにしても、除草目的で始めた羊の放牧が、こういう方向に進むとは・・・
 この活動は、まだ他にもたくさんの可能性を秘めているかもしれません。
草は刈らなくても羊が食べてくれますが、羊の毛は人が刈らなくてはいけません。
草を刈るべきか、毛を刈るべきか、それが問題だ・・・

2013年9月29日日曜日

つめあと情報その後

 今月初めの台風の影響で、通行できなかった県道と農免道路は、いずれも通行可能になりました。
 ただし側壁は、応急処置をしてあるだけなので、注意してお通りください。
 この土日は好天に恵まれたので、皆さんとてものんびりとくつろいでおられました。
 
吸い込まれそうな青空も、ひつじには興味なし。
 

2013年9月27日金曜日

はならぁと

 奈良県内の各地で毎年開催される、秋の芸術祭「はならぁと」。
 開催期間は地域によって異なりますが、今年も9月初めから始まっています。
 めえめえ牧場の羊を放して、除草を行っているJR桜井線沿線の今井町も、「はならぁと」の開催エリアのひとつ。期間は本日から10月6日まで。今井町の町家が芸術に彩られます。
ぜひみなさんお越しください。
 ところで、この開催期間中の10月2日の水曜日には、放牧する羊の毛刈りを現地で行います。
 芸術とは程遠い、ざん切り丸刈りの羊になりますが、興味がおありでしたら、お立ち寄りください。

 
 
美しいラッピング電車には目もくれず、花より団子の羊たち。

2013年9月26日木曜日

ワラ回収

 今年もおかげさまでお米が豊作。ということでワラも豊作。
 農家では、お天気の良い限られた期間に稲刈りを行うため、こちらもそれに合わせて
一気に一年分のワラを回収します。この時ばかりは他の用事は後回し。雨に降られる前に、
田んぼのワラ回収に集中します。
 ところで今年のワラは、コシヒカリ。昨年はあきたこまちでしたが、ワラの味も違うんでしょうか?
羊のみぞ知る・・・
軽トラックで何回も往復して運び出す。
トラックがもっと大きければ・・・でも、田んぼの細道が入れないな。

2013年9月23日月曜日

秋分の日

 秋分の日、牧場の連休は晴天に恵まれて、とても過ごしやすい日和になりました。
 心なしか羊たちのフットワークも軽くなり、餌を持っているお客さんを見つけては、
右往左往しています。ひもじい・・・
 まだこの夏を振り返るには早いですが、あの暑さが恋しくなる季節が、少しずつ
近づいてきています。
日よけと夏バテ防止の栄養源として、活躍してくれたゴーヤも、
役目を終えて細くなり、あたたかい日差しが小屋まで届くようになりました。

2013年9月17日火曜日

つめあと情報

 昨日まで続いた、この世の終わりの様な台風がうそのように、今日はからりと晴れて行楽日和の秋晴れのいいお天気。しかし、あの台風はうそではなく現実である事を、残した爪痕が物語っています。
 まず、名阪国道を利用して、神野口ICから来られる方は、神野山へ登る県道が通行止めになっているので、北側の県道80号線へお廻り下さい。小倉ICで降りて、県道80号線へ向かう農免道路もありますが、こちらも途中の土砂災害の為、通行止めです。県道80号線は、山添ICで交差しているので、ここから奈良方面へ向かってください。
 いつ頃開通するのかは未定ですが、早くの復旧を検討中です。
 ご面倒をお掛けしますが、お気をつけていらしてください。
 ところで、牧場の被害は今回、ほとんどありませんでした。
 放牧場内の木が、何本か折れたくらいで、羊たちが群がって折れた木の葉っぱを、喜んで食べていました。夏には大切な日除けになるとも知らずに…
生き物も山も、本来、時と共に姿を変えていくもの。
この道を同じ状態で維持し続ける行為は、自然界に対する小さな抵抗なのかも?

2013年9月16日月曜日

雨降り過ぎ

 今回の台風はここの村にもしっかり爪痕を残していきました。
 ただ水滴が空から落ちてくるだけに過ぎないのですが、地面に落ちて水となり、下へ下へと
流れをつくるうちに、もう人の力では止める事のできない状態になってしまう怖さ。
 一つだけ有り難かったのは、ほこりだらけ泥だらけだった牧場の軽トラが、朝来たら
新車みたいに綺麗になっていたことでした。洗車ご苦労さん。
第二駐車場のそばの池が土手に溢れている様子。
台風の時期にのみ現れる、幻の白糸の滝。

2013年9月14日土曜日

豊作

 ご無沙汰してしまいました。
 さて、あれだけ暑かった夏も、少しだけ一段落。気がつけば栗の実ははじけ、田んぼには
ひこばえが生え始めています。
 この季節になると、芋のつるを満載した軽トラックで牧場にやって来る農家の皆さん、
いつもありがとうございます。
 さっそく日当たりの良いフェンスに干させていただきました。
 この作業が始まると、神野山は一気に秋の気配に変わります。
今年もワラは大豊作!
羊は案外ワラが好きです。

2013年8月31日土曜日

かぼちゃ?

 牧場の林ではツクツクボウシが鳴くようになりました。
 朝夕はだいぶ涼しくなり、近くの田んぼでは稲刈りも始っています。
 長かった夏休みも今日で終わりだからでしょうか?
 お天気にもかかわらず、親子連れのお客さんが少ないような気がします。
 ところで、事務所の裏に咲いていたかぼちゃ(?)の実が、食べ頃になりました。
かぼちゃには見えないのですが、切ってみたらかぼちゃでした。
もともと羊にあげる為に、近所の農家の方がくださったもので、昨年の秋に細かく砕いて
まいた時に、付いていた種が芽を出したようです。放牧場にはびこるかぼちゃのつるを、羊たちが
食べなかったので、ここまで大きく成長しました。
いくら採っても次の実が・・・これが俗に言う「倍返し!」

2013年8月22日木曜日

夏の放牧

 先日、今井町の鉄道沿線に放牧した羊たちは、この暑さにバテ気味ながら土手の草を大体
食べてくれました。
 この試みでわかってきたことは、雑草にも食べ頃があり、羊はそれを食べ分けるということです。
 羊は背の高くなった草は食べない、といわれてますが羊にとってその草が旬であれば、食べました。
草の種類ではなく、食べ頃かどうかが問題のようでした。確かに私たちも同じですね。
そして、他に食べるものがなければ私たちと同じ様に、しかたなくそこにあるものを食べます。
 

暑さもあって昼間はほとんど小屋の中。どうやら夜中に活動していたようです。
おつかれさまでした。&ごちそうさまでした。

2013年8月17日土曜日

雑草と羊

 牧場周辺の田んぼの稲の穂が垂れはじめました。
 暑い夏ですが、季節はゆっくりと秋に向かっています。
 実や種をつけるのは作物だけではありません。
 雑草たちも来年のためにたくさんの種をつけ始めました。羊は種をつけ始めた草は
あまり食べようとしません。この場合、一度表面を刈り取って回収すれば、再び生えてくる
若葉を食べてくれます。
手前に生える、種をつけた雑草には目もくれず、奥の短い草を食べ続ける羊たち。
種がつく前に羊を入れるべきでした。反省・・

2013年8月15日木曜日

おにふすべ

 暑い毎日がいつまでも続き、羊たちはヘバっています。
 お盆休みに入ってから、牧場にはお孫さんを連れた、老夫婦の家族が目立つようになりました。
 高原とはいえ、昼間の日差しは厳しいので、休憩するベンチ周辺には水撒きをしていますが、
焼け石に水とはこの事で、振り向けばもう地面は乾いています。
 羊たちが畜舎に戻るとき、ベンチ周辺の前を走り抜ける訳は、地面が熱いからなのか?
 
公園を巡回していたらツツジの脇に真っ白いバレーボールが…
正体はおにふすべ。キノコでした。

 

2013年8月9日金曜日

「除草」ではなく・・

 暦の上では立秋を過ぎたにもかかわらず、この暑さ。なんとか乗り切りましょう。
 このところ雨の降り方が尋常ではないので、園内では流された土を戻すのに一苦労です。
 さて、先月に羊たちを放牧した今井町のJR桜井線斜面ですが、撤収後一ヶ月がたち再び
美しい(美味しそうな)若草が茂ってきたので、お彼岸前にもう一度放牧する事にしました。
 
 到着後、トラックの扉を開けると美味しそうな草を見つけて、自ら進んで飛び降り、食べ始めました。草の状態がいいのはJRの皆さんが、定期的に斜面の除草管理をしていてくれたおかげです。
 今やこの斜面は、健康な羊を育てるための放牧場になりつつあります。
羊たちは除草のためではなく、健康に成長するためにここの草を食べています。
近所の子供たちが、すてきな看板を書いてくれました。ありがとうございます。

2013年8月5日月曜日

部屋替え

 暑い毎日、夏真っ盛りです。
 昨日は親子連れのお客さん達で賑わいました。
 よくお客さんから、放牧された羊たちをどうやって畜舎へ戻すのか聞かれます。
 見れば一目瞭然ですが、ただ放牧場の扉を開けるだけです。あとはそれぞれ勝手に自分達の部屋へ戻って行きます。ただし部屋替えをすると、新しい自分の部屋を覚えるまで、少し時間がかかります。それまでは我々飼育員が、ホーキを振り回しながら羊を部屋まで追い込む作業が続きます。
 今日サフォークの部屋替えをして、畜舎を仕切っていた柵を外しました。子羊達が母になり、父になる為の準備です。
売店前の木の枝に大人の人差し指くらいのクワガタがいました。
こんなに暑いのに、汗はかかないのかな?

2013年7月21日日曜日

夏休み

 夏休み最初の週末は、お天気に恵まれました。
 午前中から親子連れのお客さんで賑わい、羊も子供たちの動きに合わせて
ウロウロしています。餌を与える時は手の平に乗せると、小さな餌のかけらも食べるので
試してみてください。時々餌を投げている方をお見かけしますが、羊は落ちた餌は
あまり食べません。
 毎年夏休みが始まるこの時期は、羊にとって繁殖期の季節です。来年に向けて、
子羊を授かる準備をしてもらう、これがここの羊たちの夏休みの宿題です。
草原、青い空、小学生。
子供たちの夏休みの思い出になれるかな。

2013年7月16日火曜日

暑さひと休み

 七月からつづいていた猛暑も、ここにきてひと休み。今日も涼しい一日です。
 しかし植物の成長にひと休みは無く、朝から園内整備の草刈りが始まります。
 刈った草は羊の餌になり、残りは樹木の肥しになるので周りに敷きます。羊の糞尿も、
袋詰めにして農家の方々にお分けするようになってからは、産廃ではなくなりました。
 ゴミという概念は、人間社会にしか存在しないのかもしれません。
羊の糞の分解が、バクテリアによって始まっているところ。
まもなく土となって、再び草の栄養源に生まれ変わる。


 

2013年7月13日土曜日

夏バテ

 七月も中盤に入り、今日は幾分涼しい風が吹いています。
 四月から始まった羊の毛刈り体験も今日、最後のお客さんが体験されて終了しました。
残りの羊は職員が暇を見つけて刈りますが、ここにきてバリカンの元気がなくなってきました。
異常な暑さのせいで、まるで夏バテしているみたいです。
今年も生まれたゴーヤの赤ちゃん。
暑い毎日を乗り切った夏のご褒美。

2013年7月11日木曜日

放牧

 毎日暑い日が続いています。
 羊たちはこの暑さの中でも、炎天下で草を食べています。
 最近、羊の飼い方についてのお問い合わせがよくあるのですが、一反程の草の生える土地を
お持ちの方で、食べ物と飲み物の管理さえきちんとすれば、飼育はそれほど難しくありません。
 餌や薬、獣医の事は、家畜飼料を扱っている業者さんがよく知っています。
 ただ、鎖でつないでおく飼い方はあまりお勧めできません。
 羊は自分を縛られるのが嫌いなのです。B型?
常にきれいな水を与えるだけで、かなりの病気を防ぐ事ができます。

 


 

2013年7月6日土曜日

暑くないの?

 蒸し暑い週末ですね。
 羊の毛刈り体験の申し込みは、先月で終了しました。
 たくさんお申し込みいただいてどうもありがとうございました。
 おかげさまで牧場の羊たちはずいぶんと涼しげになりました。が、それなのに夏になると、
時々羊たちはお互いの体を寄せ合い、じっとしています。
 おまけにお気に入りの場所があるのか、押し合いをしています!
せっかく毛を刈っても、こうなっては意味がない・・・


2013年7月5日金曜日

大盛況

 新緑だった森の木も今は深い緑に包まれて、今年も暑い夏が訪れようとしています。
 真冬には感じる事のなかった生命の気配も、春以降は虫や鳥たちで今年も毎日大盛況です。
 これがみんなお客さんだったらなー・・・
 
地面から食べ物が生えてくる鮮度100%の朝ごはん。
中央でこっちを見ている子羊は、今年人工乳で育てられためーちゃん。
ようやく羊の群れに馴染んでくれました。

2013年7月4日木曜日

テレビの影響

 先日、今井町で行なった羊による除草作業は、その後テレビでも紹介されました。
 おかげさまでいろいろな方面の人たち、特に羊とは無縁だった方たちからも、問い合わせの
お電話をいただくようになりました。
 今後、羊が除草のお手伝い(そう、あくまでもお手伝いです)をするという手段が、それほど
珍しくない様になり、過疎に悩む集落の休耕田がきれいになるといいですね。
羊を放牧した失敗例。
ツツジは食べ尽され花をつけられず。アジサイには興味を示さず。
アジサイは生きた心地がしなかったと思います。

2013年6月28日金曜日

子午線からのご帰還

 とある企業のとある敷地に派遣されていた、2頭の羊たち。
 一か月のお努めを終えて、本日無事帰還しました。
 羊の世話をされた方達が、羊たちに名前を付けて下さり、かわいい名札まで作って
首から掛けてありました。
 初めは羊とのご対面に不安気でしたが、世話をするうちに羊が懐いてきて愛着が
湧いたという事で、今日のお別れにはたくさんの方々が集まってきてくださり、賑やかなお見送りを
受けました。
 あたたかい方たちのお世話を受けて、すっかりここが気に入った様子。帰りの車に乗せるのは、
もちろん一苦労でした。
 お世話をして下さったみなさんや、休み時間に葉っぱを採ってきて、羊にあげてくださった工事関係者のみなさん、いろいろとありがとうございました。
広大な敷地に広がるソーラーパネル。
見慣れないせいか、なんだか無機質な光景ですが、
いずれ草が生えて羊がパネルの下で一服する姿が目に浮かびます。

2013年6月22日土曜日

耕作放棄地への放牧

 めえめえ牧場の羊たちを、村内の休耕田や耕作放棄地に放して、除草をしてもらう試みも
今年で2年目になりました。
 現場の条件は地形によって異なるため課題はいろいろ出てきますが、多くの皆さんから
お知恵を拝借しながら、今のところ問題無く予定より早いペースで除草は行われています。
 除草の方法としては原始的なやり方ですが、機械を使わないこの手段は明らかに現場の
空気を、のほほんとさせてくれます。
 もしかすると人間は、他の動物の世話をする本能があるのかもしれません。
1つめの除草を終えて、次の休耕田に移動した羊たち。
羊にとってここは休耕田などではなく、立派な草の畑!

2013年6月19日水曜日

ササユリが見頃です

 毎年梅雨の頃に牧場の斜面に咲くササユリの花が、今年も開き始めました。
 花が咲くまでに長い年月が必要で、咲く条件が限られているため、あまり見る事のできない珍しい花とされています。
 そのため牧場のササユリは、今までよく採られて(盗られて?)いました。
 2年程前から、我々も意識して残すように考えを改め、草刈りをするときは時期や場所を注意したり、お客さんへの呼びかけをするようにしています。おかげさまで今年はかなりの量のササユリが
花を咲かせてくれました。
 一見雑草の中に埋もれているようにも見えますが、決してほったらかして勝手に咲いたわけでは
ありません。
 秋にはたくさんの種をつけるので、その種を牧場に来て下さった方々にお配り出来たら・・と
考えています。

 

2013年6月17日月曜日

任務ほぼ終了

  今月の初めに放牧した、今井町の鉄道線路脇の斜面は、計画道りほぼ草を食べ尽したので
本日終了する予定でした。
 しかし羊に愛着を持って下さった沿線の方々からの希望で、今週まで場所を変えて放牧する事に
なりました。
 ただ、線路脇の草はもうほとんど無いので、近くの水路に放しています。
 次はいつ来るの?と聞かれて、秋かな?と答えましたが・・・雑草が生えるのが待ち遠しい!

羊投入前日。雑草食べ放題!

ひつじ投入後は10日間持ちませんでした。



2013年6月12日水曜日

再び、電車でGO!

 昨年の秋に行われた、羊を使った鉄道沿線の除草作業。予想以上の効果に、今年から
更に放牧面積を広げて、本格的に羊を活用する事になりました。
 放牧当日、四頭の羊たちは地元の方や関係者の多くの方々に見守られ、いざ新天地へ!
 通り過ぎる電車に驚く事もなく、もくもくと草を食べて・・・じゃなくて除草のお仕事をしていました。
JR西日本さんと今井町の皆さんから、素敵な羊小屋を提供していただきました
どうもありがとうございます。

2013年6月4日火曜日

猫のお仕事

 牧場で時々見かける茶トラの猫は、決して居候ではありません。
 ある時は牧場のアイドル(お客が苦手)
 ある時は羊たちの遊び相手(羊が苦手)
 しかし彼らの本当のお仕事は、ネズミの退治です。今ではほとんどネズミを
見かけなくなりました。
 捕まえるからいないのか、猫がいるから来ないのか。
 いずれにせよ、猫は牧場の大事な用心棒です。
実写版トムとジェリー。
現実は甘くなかった・・・

 

2013年5月29日水曜日

派遣

 とある企業のとある敷地に、広大なソーラー発電所を建設する事になり、その
ソーラーパネルの間から生える草をどう抑えるかが、問題になりました。
 「そんなんひつじに食べてもらったらええんちゃうん?」
という重役の御方の一声で、このたびめえめえ牧場の羊たちが派遣されることになりました。
 といっても、まだ実験の段階。実験とは牧場の羊たちが、見たことのないソーラーパネルを
前に、どのような行動にでるか、というもの。(パネルの上に乗って踊りだすとか・・・?)
 とりあえずこれから一か月間、いい仕事をしてください。君たちはひつじ界のパイオニアなのだ!
敷地内には重要文化財級の立派なサイロが。
この企業の敷地内には明治の建築物が数多くあり、映画のロケに
よく利用されています。さて、どこでしょう?

2013年5月15日水曜日

暑い・・・

 5月にしては暑い日が続いてます。
 羊たちは朝食を済ませると、そそくさと木陰に避難。ただ、群れているのでかえって暑そうに
見えます。
 よく、暑いから毛を刈ると思われていますが、実は羊の体温と毛の有無は、あまり関係が
ありません。しかし冬に丸刈りにすると、寒さで体調を崩す可能性があります。
事務所で眠る、見るからに羊より暑苦しい奴。

2013年5月14日火曜日

子羊と猫

 飼育員に育てられているあの子羊は、時々柵の外に出しています。
 たまたま気まぐれな猫を見つけると、興味があるらしく近づいていきます。
 もちろん猫にはいい迷惑。猫語による罵声怒号が朝の牧場に響きます。
何と言われようとついて行くのが友達づくりの秘訣。
しかし言葉の壁が・・・

2013年5月11日土曜日

お食い初め

 先月の16日に産まれた、サフォークの赤ちゃん(赤くない。真っ黒です。)は、母親が
育児放棄をしてしまい、飼育員がミルクを与えていましたが、おとといようやく草を食べる
仕草を始めました。ここまで成長すれば、怠慢な飼育員がミルクの時間を忘れても、羊の
体調が弱る事はありません。 めでたしめでたし。
連休中、飼育員の足元にまとわりついていた、あの子羊です。

 

2013年5月9日木曜日

大型連休が終わって

 大型連休が終わって、牧場はいつもの(?)静けさが戻ってきました。
 今年の連休はお天気に恵まれて、とても気持のよい毎日でした。
 牧場のある山添村にとって大型連休といえば、茶摘みと田植えの季節。
いちばん忙しい時期でもあります。畑や田んぼの畦に生えた草を刈り、ひつじの餌にと
わざわざ持ってきて下さる農家の方々。いつもありがとうございます。
刈った草の山に群がる羊たち。
雑草とはいえ、旬の初もの。



2013年5月5日日曜日

放牧場

 連日好天に恵まれて、気持のよい連休です。
 めえめえ牧場には、大小十ヶ所の放牧場がありますが、芝の生え具合に合わせて
羊の放牧する場所を決めます。
 このたび、公園東側の放牧場を広げました。新しい放牧地に羊たちは興味深々。
羊を飽きさせない為の工夫です。
 というのは口実で、実は草刈りをする場所を減らしたいだけでした。
このあたりを・・・
 

こんな感じにしました。

2013年5月4日土曜日

つつじまつり

 憲法記念日の日は、ここ神野山でつつじまつりが行われている事もあって、
牧場もたくさんのお客さんで賑わいました。
 もちろん羊せんべいの売り上げは、記録的。
 というわけで、翌朝の畜舎の中はすごい量の羊の糞・・・こちらも記録的でした。
画像のアップは・・見たくないですね。 

2013年4月29日月曜日

ひつじのせんべい

 大型連休前半は晴天に恵まれて、たくさんのお客さんで賑わいました。
 ひつじのせんべいも飛ぶように売れて(本当に飛ばしている人もいました)
今や羊の主食は、乾草からせんべいになりつつあります。
猫の手も借りたいのに・・・


 

2013年4月28日日曜日

大型連休

本日はお日柄もよく、好天にも恵まれ・・・
たくさんのお客さんが来て下さり、羊の餌は一箱(200束以上)売り切りました!
それでもおせんべいを欲しがる羊たちの姿を見ていると、
「もしや我々の売上貢献の為に無理に食べてくれているのかも…」
とも思いましたが、夕方の晩ごはんもしっかり食べていたので、
要するに胃袋がデカイだけでした。
今回はお客様の対応に追われて画像を撮る暇がありませんでした。あしからず。
牧場のつつじは四分咲きといったところでしょうか。

2013年4月25日木曜日

子羊たち

 初夏を思わせる暖かい日になりました。
 先日お伝えした、親子関係断絶中の子羊は、今のところ順調に育っています。
それでもやはり、母親に育てられた子羊に比べると、成長が遅いです。
 3月に産まれたサフォークの子羊たちは、もう牧場の中を走り回るようになりました。
こうする事で足腰が鍛えられ、飼育員はますます捕まえるのに苦労するわけです。

東二病気ノコドモアレバ イッテ看病シテヤリ・・・
 

北二ケンカヤソショウガアレバ ツマラナイカラヤメロトイイ・・・