2015年2月28日土曜日

おとしもの

 毎年牧場で産まれる、子羊たちのオスとメスは不思議なことに、だいたい
同じ割合になります。今年も現在オス7頭メス6頭と、まるで紅白歌合戦の
途中経過を思わせる接戦ぶり。
 最終的な数はこれも紅白同様、気になるけど別にどっちでもいいという結果ですが。
 ところで先日、親子の部屋を掃除していたら、部屋の片隅に子羊のしっぽが
落ちていました。
 産まれた時に輪ゴムをしっぽに巻いて止血し、数日後には自然に落ちるわけですが、
落ちるまでの期間は羊によってまちまちです。
 体は小さくても、しっぽの取れた子羊は、なんとなく大人びて見えます。
しっぽの取れた羊は嬉しくもあり、
羊から取れた尻尾は悲しくもあり・・・。

2015年2月23日月曜日

親知らずのメ―ちゃん

 
 2月初めに産まれた雄のメ―ちゃんは、体重が3㌔に満たず、なかなか立つことが  
できなかったので、母親が育児を放棄してしまいました。
 人工乳で育てていますが、どうやら後ろの右足の具合が悪く、かばう様に歩いています。
 本来、母親のあとを追っている内に、普通に歩ける様になるものですが、母親を忘れた
メ―ちゃんにとっては、飼育員が母親の代役。一日中、メ―ちゃんを連れて草原の中を当てもなく歩く作業は、散歩の苦手な飼育員にはけっこう苦行です。

リハビリの甲斐があってか、今日は走ることが出来る様になりました。 














2015年2月20日金曜日

気がつけばベビーラッシュ

 今年の1月半ばから、羊たちの出産が始まっています。
羊たちの部屋割りが、そのたびに変わるので、この時期の放牧は
行きも帰りも、どことなくぎこちないです。
 子育てを母親任せにできない子羊もなかにはいるので、そんな時は飼育員が
手を貸します。
 出産は今のところ自然分娩ですが、お乳の出が悪い羊がいるので、
哺乳瓶は欠かせません。
 そんな羊たちの世話に明け暮れながら、ふと周りを見てみると・・。
 おかげ様で、今年もたくさんの子羊達に恵まれました。
先日産まれた雌の赤ちゃんは、脱走癖があるのか、
朝来ると必ず柵の外にいる。