2014年12月19日金曜日

未年にむけて。

 今年も残すところ一週間余り。
 毎日、羊たちの世話をしている内に、一年が終わろうとしています。
 さて、来年は12年に一度の未年。
 牧場の主役たちは、わかっていない様ですが、寒いなか来園されるお客さんの為に、
ささやかなおもてなしを計画しています。
 1月3日限りですが、温かいしし汁やゆで卵を振る舞う予定です。
 数に限りがありますので、無くなった場合は・・・。
というより、誰も来なくて余ってしまった時の心配をしてます。
牧場の隠れキャラの、猫三匹。
しし汁が余った時は、彼らが処理にあたる。

2014年12月17日水曜日

寒い一日

 今日は冷たい風の吹く、寒い一日でした。
 昨夜に降った雪混じりの雨が、凍ったまま残り、
日が差しても溶ける事はありません。
 朝、放牧をする時に、羊たちが走りながら落としていく「丸いモノ」も
すぐに凍ってしまい、歩いているとまるでパチンコ玉の上にいるようです。
 ひつじ達もコケていました。
何度入れ替えても、凍ってしまう桶の水。


2014年12月3日水曜日

初雪

 真冬並みの寒さが続く毎日ですが、今朝の牧場はうっすらと雪が
残っていました。
 夏の暑さで忘れかけていた、冬の景色の記憶が甦りました。
 この寒さが始まると、羊の出産がそろそろ始まります。
 いまのところ羊たちにその気配は無く、冷たい風が吹く中を、放牧場に向かって
一目散に走っていきました。
羊にとってこの程度の雪は、落ち葉のようなもの。

2014年11月24日月曜日

ねこ

 数年前まで、羊たちのいる畜舎の中は、ネズミ達の巣窟になっていました。
 ネズミは、羊の餌箱に入ったり、保管したワラの中に巣を作るので、
餌箱やワラがネズミの糞で汚されて、病気の原因にもなっていました。
 そこで猫を放してみたところ、見事にネズミ達を追い払ってくれました。
 今では猫が羊の餌箱に入ったり、ワラを寝床にしています。
 
 ただ政権が入れ替わっただけでした・・・。


ネズミの件で借りがあるので、あまり強く言えない・・・。

2014年11月20日木曜日

羊さん仕事納め

 牧場のもみじが赤く染まっています。
 今日、今井町から羊たちが戻ってきました。
 これで、今年各地で除草のお手伝いをしていた羊たちが、
全て牧場に帰ってきました。
 今日は出張羊たちにとって、仕事納め。
 慰労の意味を込めて、普段与える餌とは別に、農家の方からいただいた、
取れたての野菜屑もあげようと思います。野菜クズ…。
食べる草もほとんど無く、暇を持て余したひつじが、
帰ってきた今井君に絡む。(手前のサフォーク)

2014年11月12日水曜日

紅葉だより

 朝晩の冷え込みが気になる季節になりました。
 神野山の木々も、赤く色づき始めてきています。
 放牧場では羊たちが、赤く染まった紅葉の葉をじっと眺めていたので、
粋なやつだと思っていたら、すっと立ち上がって、紅葉の葉をバクバクと
食べ始めました。
 花より団子ではなく、花も団子もでした。
羊肥ゆる秋。


2014年11月3日月曜日

11月

 気がつけば、11月になっておりました。
 今年は牧場のひつじ達が、県内各地の雑草食べ歩きの旅に出てしまい、
こちらも何処に何頭行っているのか、わからなくなるほど・・・。
 そのひつじ達が、役目を終えて次々と牧場に帰って来ています。
 いろいろな方たちのお世話を受けて、ひつじ達もひとまわり大きくなったような
気がします。
 羊達を見守って下さった地域の皆様、どうもありがとうございました。

奈良市内の中学校では、たくさんの皆さんが見送りに集まってくれました。
 

2014年10月12日日曜日

こじろう

 今年、奈良市内の中学校で、貸出し中に産まれた雄のサフォークは、
お世話をして下さった中学校の皆さんから、こじろうと名付けられていたので、
ここでもこじろうと呼んでいます。
 今は番号札も名札も無く、貧弱なビニールひもの首輪なのですが、
かえってわかり易いので、できればこのまま・・・。
 
 校内の雑草だけを食べて、ここまでたくましく育つということは、
羊は日本の風土に合っているのかもしれません。
しっぽのあるのが、こじろう。
ここの羊はせんべいを見るとこっちを向くが、
カメラを見ると尻を向ける、カメラマン泣かせ。

2014年9月19日金曜日

愛の力

 めえめえ牧場には、顔や体が白いコリデールと顔と脚だけが黒いサフォークの
2種類の羊がいます。
 サフォークとコリデールが交尾をすると、雑種の子羊が産まれますが、
牧場ではサフォークのみ、他の種類の羊と交わらないように、部屋や放牧場を
仕切って飼っています。
 羊の繁殖期であるこの時期、雄は雌たちに興味を持ち始めるのですが、
コリデールのボスの太陽君は、よりによってサフォークの雌に恋心を抱いてしまいました。
 サフォーク達のいる隣の部屋を、柵越しにそっと眺める姿はウブな少年の様。
 もちろん太陽君がそれで治まるはずはなく、翌朝畜舎に来てみると、柵はごらんの通り。
 今月だけで、三度目の修復です。
羊版ロミオとジュリエット。
太陽君の恋は、こういう形で表わされる。

2014年9月13日土曜日

感謝

 この週末からの連休はお天気に恵まれて、周辺の田んぼでは稲刈りが始まっています。
 稲ワラや余った野菜をトラックに積んで、わざわざ持ってきて下さる農家のみなさん、
いつもありがとうございます。
 今年はサツマイモのツルが大豊作(?)なのか、毎日のように集まる芋のツルの
天日干し作業に追われています。
 羊たちに食べさせるために、、きれいにきちんとまとめてある、野菜や芋のツルを
見るたびに、牧場の羊たちの健康は、この村の農家の皆さんの善意で、
支えられている事を実感します。
よく乾いた芋のツルは、羊の健康を守り
ツルに付いている芋の出来損ないは、飼育員の健康を守る・・・?

2014年9月8日月曜日

かぼちゃカボチャ南瓜

 9月に入り、今年も牧場の周辺では農家の方たちが、収穫の準備に忙しく働いています。
 稲刈りも始まり、牧場も干し藁の回収に忙しくなる時期です。
 芋のツルやジャガイモ、ニンジンなどを、農家の方からたくさんいただけるので、とても
助かっています。いつもありがとうございます。
 今年はカボチャが豊作なのか、いろいろな方からたくさんいただきました。
 ジャガイモやニンジン同様、小さく切らないと食べないので、トラックの荷台は
給食センターの調理場の様です。
 栄養のある物をたくさん与えて、今年も冬の出産に備えます。
切っても切っても減らないカボチャ。
さっきの電話も「カボチャいらん?」
貧乏症の私はつい「いただきます!」と言ってしまうのでした。

2014年9月2日火曜日

9月

 8月はお盆辺りから秋の様な気配になりました。
 過ごしやすい気候でしたが、夏の思い出がいまひとつ・・・。
 9月に入って、今頃ツクツクボウシが鳴いています。
 日蔭の少ない牧場では、いつも暑い夏の時期はお客さんが少ないのですが、今年は
おかげ様で5月の連休並みに賑わった日もありました。
 帰る途中の家族の子どもから、牧場の感想が聞こえてきました。
 「ネコ、かわいかった!」
本日の売上金をしっかり守る、牧場の金庫番。


2014年8月19日火曜日

耕作放棄地

 奈良市柳生のとある休耕田に、牧場の羊を2頭放牧することになりました。
 つる草でうっそうと覆われた光景は、まさに絵に描いた様な耕作放棄地。
 もともと田畑だった所は土の栄養価が良いのか、雑草も美味しいらしく、放牧したとたん
さっそくもくもくと食べていました。
 結果はご覧の通り。3週間足らずでほとんど食べてしまいました。
寝床も食材の宝庫!

隣の芝が青く見えるのは気のせい?

2014年8月11日月曜日

台風一過


 ひどい大雨で、被害の出た地域も多かった今回の台風。
 本当によく降りました。
 あまり雨など気にしない牧場のひつじ達ですが、さすがに畜舎から出ようとはせず、2日間
缶詰状態でした。
 そして晴天の今日。
 ひつじ達は扉を開けると、一目散に放牧場へ走っていきました。
 しばらくすると、次々と家族連れのお客さん達が…。
 こちらも2日間、缶詰状態だったのかな?

2014年7月31日木曜日

暑い一日

 大暑はもう過ぎたというのに、あいかわらずのこの暑さ。
 水分補給を怠りなく、やり過ごすしかないのでしょうか。
 牧場のひつじ達も、朝ごはんを早々と済ませると、さっそく木かげへ。
 いつも不思議に思うのは、なぜこの暑いなか体を寄せ合うのでしょうか?
きっと、精神的に落ち着くんでしょうね。
「みんなで暑い夏を乗り切るぞ!」の図。
かえって暑いと思うけど…。

2014年7月20日日曜日

黒いキノコ


 昨日の夕立ちのおかげか、今朝はとても涼しい朝を迎えることができました。
 といっても、羊にはあまり変わらないらしく、今日も肩で息をしています。
 梅雨明けの便りはまだですが、公園の植物たちはすっかり夏の仕様になりました。
 緑が濃くなり、葉は硬く、種をつけ始めているものもそろそろ見え始めました。
 夏は、羊があまり好まない草が、増える季節でもあります。
 そんな放牧場の中で、奇妙なキノコを見つけました。
 見ての通り、真っ黒なキノコです。勉強不足なので名前はわかりませんが、
ここの放牧場に顔の黒いサフォークを放していたのは、関係無いでしょうか?

2014年7月17日木曜日

あの子羊

 先月、出張先の中学校で産まれた雄のサフォークは、母親と共に一ヶ月のお仕事を
無事にすませる事ができました。
 そのまま牧場へ帰る予定でしたが、お隣の保育所の園長先生から、羊による除草の要請が
あったので、今度は保育所の園庭周辺に、一ヶ月間放すことになりました。
 あの時産まれた子羊も一カ月が経ち、今では時々草を食べるようになりました。
 この子羊は、物心がついた時からお仕事をしているので、職人さんと呼ぼうと思います。
保育所に場所を移したひつじの一家。
雑草と母乳だけなのに、たくましい体格に育ってくれました。



2014年7月11日金曜日

台風が過ぎて

 今回の台風も、場所によってはひどい被害が出てしまいました。
 めえめえ牧場の園内では、特に被害は無かったものの、今回は雨の降り方が
中途半端だったため、放牧してしまった羊たちが、ずぶ濡れになってしまいました。
 でも今日は朝から日がさして、乾いた風が羊たちの体をつつんでくれています。
 羊も心地良いのか、立ったままじっとしているので、眠っているようにみえます。
 台風が過ぎて、夏はすぐそこまで来ています。
この季節においしい若葉が生えるのは、
雨雲を連れてくる台風のおかげなんですけどね。

2014年7月8日火曜日

猫のカワウソ

 めえめえ牧場の新緑は、梅雨の間に深い緑に覆われてきています。
 ところで、この春に産まれたのは、羊だけではありません。
 ネズミ達から羊を守る、牧場の番猫も子猫を産みました。
 ここによく来られるお客さんや、夜の訪問者のタヌキやキツネたちに貰われて、
だいぶ減りましたが、来園されるお客さんたちの人気者になっています。
 一匹だけちょっと器量の悪い、カワウソに似た猫がいます。
 お客さんに人気の無い猫は、タヌキやキツネにも人気が無いようです。

ネズミをとる事以外、ロクなことをしない猫のカワウソ。



 

2014年6月18日水曜日

増えてる!?

 めえめえ牧場のとなり町の中学校に、除草の目的で羊を2頭放牧して、一週間が過ぎましたが、
 今朝早く、校長先生から電話が掛かってきました。
 「羊が産まれているんだけど・・・」
 さっそく現場に行くと、そこには母親に寄り添う、元気な雄の子羊の姿。
 母親のお乳もよく出たので、このままここで様子を見る事になりました。
 めでたしめでたし。
2頭の成羊の間に見える、黒い子羊。
広すぎる敷地に、母親が神様へ応援をお願いしたのか?

2014年6月16日月曜日

任務完了

 先月13日に、近畿日本鉄道の松塚駅外側斜面に放牧した「キン」と「テツ」は、
本日無事任務を終了し、牧場へ帰ってきました。
 前回の引越しの際、捕獲に手間取ったので、今回も困難が予想される事を、近鉄の皆さんに
ご説明し、トラックのゲージを組み立てていると、近鉄の職員の方が
 「捕まえてきたで~」
そこには近鉄の方に寄り添うように、おとなしく従う「キン」と「テツ」・・・。
 牧場で働く気ありませんか?
羊投入から2週間後。
伸びたススキは苦手みたいです。私もラーメンのシナチクは苦手です。

2014年6月13日金曜日

斜面の文字

 先週の土曜日に、奈良市北西部にある中学校へ、羊たちを放牧しました。
 それに続いて今週も、めえめえ牧場の近くにある中学校に、羊たちが放牧されました。
 先生方が突貫工事で一気に作った、放牧場と羊小屋はなかなかの出来栄え。
 心配なのは、敷地内にあるシンボルの文字を、羊が食べないかどうか・・・。
 学校のみなさん、しばらく世話になりますが、よろしく頼みます。
その文字に近づくんじゃない!
羊は消しゴムではありません。

 

2014年6月8日日曜日

床屋さんごっこ

 牧場の羊たちの毛刈りも大体終わり、羊たちは夏服に衣替えしました。
 よく働いてくれたバリカン達のメンテナンスをして、調子の戻ったモーターの音を聞いていると、
試し切りをしたくなるもの・・・・。
 何気に放牧場を眺めると、先日JR桜井線の除草のお仕事を終えて、今井町から帰還した、
モコモコのイマイ君と目が合ったので、さっそく取り押さえて丸裸にしちゃいました。
 やっぱり仕事は道具ですね。
再びバリカンのメンテナンスをして、モーターの音を聞いていると、
また試し切りをしたくなり・・・・。

2014年6月6日金曜日

雨の日の遠足

 昨日の牧場は、雨、風ともに吹き荒れる、とても行楽日和とはいえない状況でしたが、
奈良市内の、小学3年生の子供たちが雨がっぱを着て、牧場を訪れてくれました。
 屋根のある小さな休憩所で、肩を寄せ合いながらお弁当を食べた後は、自由時間。
雨が降ろうと、子供たちは牧場の中を走り回っていました。
 集まった子供たちに、羊の生態の説明をしていると、放牧場からみんなの歓声が・・・。
 「お尻から羊が出てきたー!」
 コリデールの赤ちゃんが産まれました。
「羊は冬に赤ちゃんを産みます。」と言った矢先に・・・・。
飼育員の面目丸潰れ。

2014年6月5日木曜日

ある中学校の試み その2

 今年3月に紹介した、奈良市内の公立中学校の西側斜面に、羊を放牧する試み。
 荒れ果てた斜面を前に、放牧は早くて秋ごろかと思っていましたが、地域のみなさんの
ご協力のもと、なんと放牧場が完成しました。
 PTAのみなさんの職種は様々。それぞれがご自身の技能や人脈を活かして、加速度的に
人と器材が集まり、なかなか素敵な放牧場になりました。
 あとは羊を入れるだけ。当の羊たちは牧場でのんきにお昼寝をしています。
なんとも頑丈な羊小屋。
何に使われていたのかは、知らない方がいい。

2014年6月2日月曜日

白いトメ吉と黒いとめ吉。

 先月の4日と5日に続けて産まれた、コリデールとサフォークの子羊は、最近草を食べるように
なりました。
 両方とも母親のお乳の出が悪かった為、人工乳を数時間おきに飼育員が与えていましたが、
ようやくこの仕事から解放させてもらえそうです。
 ちなみに白いトメ吉は、生後一ヶ月にしてはミルクをよく飲むので、成長が著しく馬力もあり、
将来コリデールの王者に君臨するかもしれません。太陽ピンチ!
大きくなっても飼育員には逆らわないでね。

2014年5月28日水曜日

お引越し

 今月12日に近鉄松塚駅に放牧した、サフォークの「キン」と「テツ」。
 2週間が過ぎて、食べられる草がほとんど無くなってきたので、今度は下りホームの斜面に
移す事になりました。
 移動日当日、2頭ともおとなしい羊なので、簡単に捕まえられると思いきや、ここで何を
食べていたのか、とても俊敏な羊に進化しており、捕獲には苦労しました。
 この日は読売テレビの製作の方々が、取材に来られていたので、捕獲の様子はいずれ
お目にかかれるかもしれません。
 
下りホームの斜面に移動した「キン」と「テツ」。
さっそく草を食べていました。撤収も苦労するかも・・・。

2014年5月27日火曜日

ソーラーパネルと羊の関係

 五條市にある、約5千坪の太陽光発電施設に、めえめえ牧場の羊たちが投入されました。
 太陽光発電施設は、たいていパネルの台の基礎にシートやバラス等を敷いて、草の発生を
封じる除草対策をしています。
 しかしその効果は永遠ではなく、いづれは種が落ちて結局少しずつ草が生えてくるそうです。
 雑草恐るべし。
 今回放牧した施設は、はじめから基礎の除草対策は行なわず、生えてきた雑草は
羊になんとかしてもらおうという(投げやり・・・)方式。その成果は如何に。
目の前に広がる草を、羊たちは食べ放題ととるか、ノルマととるか。天国と地獄。



2014年5月21日水曜日

トメ吉の今

 4月22日に産まれた、今年最後の子羊になるはずだったサフォークの男の子、トメ吉は
その後に産まれてきた、2頭の子羊たちと一緒に暮らしていましたが、そろそろ一ヶ月になり草を
食べるようになったので、親子羊たちの群れに入れてみる事にしました。
 今までは飼育員に甘えて、足元にまとわりついていましたが、これからは羊の群れの中で
仲間をつくり、立派に成長していく・・・・・といいんですが。
トメ吉の初日。新入りのぶんざいで、お局様の背中に乗るとはいい度胸。

2014年5月13日火曜日

キンとテツ

 きのうまで番号札で呼ばれていた、オスのサフォーク2頭は今日から、「キン」と「テツ」
として(テツとキンではない)、とある民間鉄道の駅周辺の除草作業を行なうことに
なりました。
 鉄道関係者のお迎えを受けながら敷地内に入ると、さっそく構内に生えるカラムシや
カラスノエンドウを、もくもくと食べ始めていました。
 これから約1ヵ月間、この斜面はどうなっていくのでしょう?
 松塚駅をご利用の皆さん、どうかよろしく見守ってくださいね。
電車など見た事もない羊達ですが、これからはここで
しまかぜを見られるなんて・・・羨ましい。

2014年5月10日土曜日

今年も始まりました。


 昨年から本格的に始まった、橿原市今井町の桜井線沿線の除草活動は、2年目を迎えました。
初めの頃は、羊を入れて大丈夫なのか、取り組んでいる関係者すべてが不安でしたが(羊を除く)
予想以上の効果と、羊という生き物に対する理解が深まったおかげで、昨日JRさんの立ち合いのもと無事放牧をしました。放牧は飼育員であるこちらの仕事のはずですが、今回はJRさんが
放牧してくれました。なんだか楽しそうでした。ありがとうございます。


2014年5月5日月曜日

大型連休が始まって

 この連休は好天に恵まれたので、牧場はたくさんのお客さんで賑わっています。
 今日は子供の日。
 あいにくの空模様ですが、花が開き始めたツツジにとっては恵みの雨。 
 たくさんのつぼみをつけてくれたので、綺麗に咲いてくれそうです。
 ところで今年はたくさんの子羊を授かり、畜舎はもう満杯状態。4月22日に産まれた
サフォークの赤ちゃんに「トメ吉」と名付けたにも関わらず、昨日コリデールの
赤ちゃんが産まれていました。
開き直って、羊達に「もう好きなだけ産んで。」と言って、今朝、畜舎に入ると・・・。
また産まれていました。
トメ吉の次に産まれた子羊には、何と名付ければ・・?

2014年4月27日日曜日

新緑

 今年も大型連休が近づき、牧場はたくさんの親子連れのお客さん達で賑わっています。
 暖かい陽気のおかげで、神野山は新緑につつまれてきました。
 まだ4月ですが、お天気続きの牧場では、ツツジの花も開き始めています。
 今朝は放牧前に、遊歩道の草引きをヒツジ達にも手伝ってもらいました。
伸びた雑草を綺麗に食べてくれるので大助かり。
しかし、その後に散らかった羊のフン掃除は誰が・・・?


 
 

2014年4月22日火曜日

トメ吉

 先週産まれたサフォークのトメ子は、ようやくお乳を自分で飲めるようになり、すくすくと
育っています。もう少ししたら、親子部屋に仲間入りする予定です。
 そんな事を考えながら朝、畜舎に入ってみると、トメ子とは違う赤ちゃんの鳴き声が・・・。
 また産まれていました。今度はトメ吉です。おまけにこのお母さんも、お乳をなかなか
飲ませてくれないようです。やれやれ。
 それにしても、産まれたばかりの子羊の鳴き声は、とても心が和みます。
初産なので神経質になるのはわかるけど、我が子にまで警戒するのは困りもの。

2014年4月19日土曜日

のどかな春の週末

 4月も半ばになり、桜の花も散り始めてきました。
 穏やかなお天気の中、牧場には親子連れのお客さん達が来て、散策されています。
 時々、鶯と羊の声がする、のどかな週末です。
 3日前に生まれたサフォークのトメ子は、ようやく母羊のお乳を飲めるようになりました。
 羊の世話も一段落。今度はツツジの世話が始まります。
 
散り始めた桜の花で、地面は一面サクラの花びらになりました。

2014年4月16日水曜日

トメ子

 このところの穏やかな陽気のおかげで、牧場の桜の花はまだ散る事もなく、
美しいままです。
 羊たちの出産もようやく落ち着き、羊は自分達の部屋割りにも慣れてきました。
 そんな今朝、サフォークの成羊の部屋から、子羊の鳴き声が・・・。
 また一頭、牧場に仲間が加わりました。
 ところがこのお母さん、一日経っても子供にお乳を飲ませてくれず、子供も母親のお乳を
飲もうとしません。
 そうなると飼育員が、嫌がる母羊を無理やり抑えてお乳を絞り、嫌がる子羊に無理やり
飲ませることになります。
 こうして飼育員は、羊たちから嫌われていくのでした。

お母さんのお乳はあんなに張っているのに・・・。
そのうち飲み始めるでしょう。

2014年4月12日土曜日

サクラ咲きました。

 めえめえ牧場の桜の木々が、ようやく満開になりました。
 こぶしの木も花が開き、放牧場はとても明るくなっています。
 もちろん羊たちは無関心。それより花が散った後に芽吹く、新緑の葉っぱが
待ち遠しいはずです。
 羊は木の葉も食べますが、桜の葉は落ち葉でも食べています。
 与える餌の量が、足りないのかな?
さくらとこぶし。
せっかく特等席にいるのに、退屈そう。

2014年4月9日水曜日

鼻毛

 今年生まれた子羊の中に、一頭だけ妙に鼻毛の長い羊がいます。
 生まれた時から「なんか鼻から出ているな―」と気付いていましたが、そのうち取れると思い
放っておいたところ、見事な鼻毛である事がわかりました。
 特に不自由な様子でもないので、切らないでおこうと思います。
 花粉の飛ぶ季節なので、マスクの役目も果たすかも。
右の穴だけなのが残念。
それにしても、オスだったのが救いです。


2014年4月6日日曜日

春の雪

 



暖かい日が続いていたのに、三日程前から冷たい風が吹き始めて、
今朝はついに雪が降りました。
 街では桜の便りをききますが、牧場の桜はまだつぼみの状態。
まるで、この寒さと冷たい風を避けて、咲くのを待っているようにみえました。
 今日は一日、みぞれ雨が降ってリ止んだりの冬の天気。
 牧場の春は、いつ来るのでしょうか?

2014年3月27日木曜日

羊の親子たち


 親子の羊たちを放牧する為に拡張した、売店前の放牧場には現在10組の親子たちが
います。
 午前中は子羊たちのグループが、放牧場の中を走り回っていますが、しばらくすると
それぞれの母親の元へ戻る時があります。迷わずに戻る子羊たちを見て、どうして母親を
間違えないのか不思議に思います。
 顔なんでしょうか?鳴き声?それとも匂い?どれも同じの様な気がしますが・・・
 もしかして番号札!?

2014年3月18日火曜日

ある中学校の試み

 昨年、めえめえ牧場の羊たちは様々な条件の土地で、除草活動を行ないました。
 それなりの実績と結果を出す事ができたので、今年に入って各地からお問い合わせを
いただいています。
 その中で、奈良市内の公立中学校から、興味深いお問い合わせがありました。
ここでは、羊を除草の為だけでなく、人間との関わりを学ぶ教育にしたいそうです。
 本来、人がする草刈りを、羊にしてもらおうという、素朴な発想から始まったこの活動。
 羊を通して、近所の人たちとのふれあいが生まれたり、放牧した土壌が肥えて花畑になった等、
想像を超えていろいろな効果が生まれています。
校庭外側の立ち枯れした藪林。さすがにこれは食べません。
まず、人の手でお片づけ。最後のはずの大仕事です。


2014年3月17日月曜日

羊からヒツジ

先週末は2日間とも、好天に恵まれたので、たくさんのお客さんたちで賑わいました。
 土曜日のお昼頃には、放牧していた羊が出産を始めました。
 たまたま居合わせたお客さんたちに見守られながら、無事に雌の赤ちゃんが
産まれました。
 羊たちの出産ブームも終盤を迎え、畜舎はほぼ満室。
 そろそろ、トメ吉トメ子になる事を願う、今日この頃です。
立ったまま産むとは、お行儀の悪い・・・。

2014年3月15日土曜日

顔出し看板


 牧場の広場に、顔出し看板を設置しました。    
 地元の方に描いて頂いて、素敵な看板が出来上がりました。
 ここを訪れた人たちの、思い出づくりに一役かえたらと思います。
 
 ペア用なのでカップルで来たときは、シャッターは誰が…?

2014年3月13日木曜日

雨の一日

今年生まれたサフォークたちは、2ヶ月が過ぎて母乳よりも、草や飼料を好んで食べるように
なりました。
 放牧場を駆け回る楽しさを覚えたので、朝になると扉の隙間から、顔を出して外に出たそうに
しています。
 今朝はあいにくの雨でしたが、扉を開けると一目散に外へ飛び出していきました。
 羊たちは、私たちが考えるより、雨が嫌いではないようです。


2014年3月10日月曜日

雪の日の訪問者

 昨日の晴天から一変して、今朝は真冬の雪景色。
 牧場は再び白い雪で覆われてしまいました。
 早朝、畜舎に向かう途中の雪道に、鳥の足跡が残っていました。
 おそらくキジと思われる、本日一番乗りのお客さんです。
 それにしても、急な坂道を下からずっと歩いて畜舎まで、飛ぶこともなく・・・高所恐怖症? 
 
 
 二番目のお客さんは、農家をされている村内の方。
 余った白菜やかぶ、大根をトラックいっぱいに積んで来てくれました。
羊にあげるのがもったいない程の立派なお野菜でしたが、さっそく今朝の羊たちの朝ごはんに
なりました。ありがとうございます。
 
 そして、三番目のお客さんは・・・
 県の家畜保健所の方々がいらして、飼育管理について有り難~いご指導を賜りました。
足あとはそのまま山の中へと続いておりました。
何しに来たんでしょう?ウォーキング??


2014年2月27日木曜日

本日は雨天なり

 今だに先日積もった雪が残る牧場ですが、ここ2~3日は暖かい日が続いているおかげで、
ようやく放牧場も地面が見えてきました。
 サフォークの子羊は10頭になり、ヨチヨチながら放牧場を走りまわっています。
 今日は久しぶりの暖かい雨が降り、羊たちは少し早めに畜舎の中へ。
 子羊たちは部屋に戻るなり、早々とお昼寝を始めました。
親子はグループで育てると、親離れが早いようで、子羊だけの集団が出来上がります。
ガツガツと餌をむさぼる親羊を見て「あんな大人にはなりたくないねー」なんて・・・

2014年2月20日木曜日

ようやく放牧

 先週の雪が、いつまでも解けずに放牧場を覆っているため、羊たちは扉を開けても
外に出ようともしません。
 それでも5日も経つと、さすがに飽きてきたらしく、出たがるようになりました。
 さっそく扉を開けて、放牧場へ。
 羊たちは雪の上を、一目散に走ってはみたものの、雪に覆われて草の見えない放牧場の
中で、ただ立ち尽くすばかり。早くも帰りたそうなそぶりを見せ始めました。
 明日も出てくれるかな?
ボスの太陽以外は、帰りたそうな空気・・・
 

 
 
 

2014年2月15日土曜日

ふたたび大雪

先週の雪が溶けないうちに、再び大雪に見舞われてしまいました。
さっそく雪かきを始めたものの、今回の降雪量はとても多く、どこから手をつけていいのやら。
夕方、くたくたになって畜舎に戻ると、サフォークの群れから子羊の産声が・・・。
声の大きな女の子でした。
対向車が来たらどうしよう・・・
名付けて「じゃんけんロード」