2017年4月16日日曜日

春の花

 今年の春は、モクレンと桜が同じ頃に咲きました。
 おかげで中央にある放牧場の中は、木花で華やかです。
 もちろん草花も咲いているはずですが、羊が食べてしまうので、
放牧場の中にはアザミの花くらいしかありません。
 桜が咲くと、いよいよ牧場の様々な草木たちが、花をつける季節が始まります。
もちろん雑草も花以上に咲き乱れますが・・。
モクレンとコブシの違いはヒツジとヤギの違いのようなもの?
どちらも好きになればわかります。

2017年4月6日木曜日

取越し苦労

 今朝、いつも通りサフォークの群れを放牧した時、見慣れない子羊が
鳴きながら後を追ってきました。
 どうやら昨夜、群れの中の羊が出産をしたようです。たいてい母親羊は
我が子から離れないので、群れを放牧しても子羊と共に部屋から出ないのですが、
時どき群れの勢いに流されて、そのまま部屋を出て行ってしまう母羊もいます。
 さっそく母親探しをするものの、群れの前で子羊が鳴いても反応なし。
 出産後はお尻を見れば何となくわかるのですが、警戒してこちらを向いているので
断念。とりあえず子羊に人工乳を飲ませて、お昼前に放牧場を覗いてみると・・。
 ちゃんと親子でくつろいでいる様子。こちらが勝手に心配していただけでした。
母親になったこの羊は、今回初産の母親一年生。
桜咲く春にふさわしい親子です。

2017年4月1日土曜日

子羊たち 2

 3月8日付ブログの写真の2頭の子羊は、他の子羊たちに比べて
成長は遅いものの、今のところ順調に育っています。
 2週間前までは立つことさえ苦労していましたが、今は放牧場の中を
走れるまでになりました。
 何の問題もなく育っていれば、今ごろは他の子羊たちに交じって
草を食んでいるはずですが、成長が遅いため未だにミルクが必要です。
 ただ、草を食んでいる他の子羊たちの中には、悪いものを食べてしまい
早くも下痢の洗礼を受け、ゲッソリしているものもいます。
 こうして結局1才頃までには、問題のある子羊と無い子羊の差は、
ほとんど無くなっていきます。
母羊は我が子が歩けなくても嘆かず、歩けるようになっても喜ばず。
羊の世界では一喜一憂するほどの事ではないのか?