2016年5月29日日曜日

空き地の今

 除草を目的とした羊の貸出しは、今年で4年目に入りました。
 毎年、同じ事の繰り返しのように思えますが、いつも何か問題が発生しては、
その度に地域の皆さんと話し合って解決しています。
 今年は、貸出し先で子羊が産まれることが、数か所でありました。
 こちらで引き取って、別の羊を放せば済むことですが、地域の人たちから
このままここで育てていきたいとの要望が多くあったので、その場合に起こりうる
問題を話し合い、少しづつ解決しています。
 以前は雑草に覆われて見向きもされなかった、この空き地を巡って
これだけたくさんの地域の人たちが関わる様になるとは・・・。
多くの人たちが関わる事で成り立っている、この空き地の平和を
羊の親子は気付いているのかな?

2016年5月26日木曜日

今井君移動



 今月6日から、JR桜井線畝傍駅側へ放牧した今井君たち2頭は、
ほぼ敷地内の草を食べつくしたので、金橋駅側へ本日移動しました。
 さっそく草を食べながら、うっそうとした茂みの中へ消えていく今井君たちの
食欲によって、この斜面がどのように変わっていくのか楽しみです。
 ところで地域の方から、ここに生えている雑草の種類が、
昨年羊を放してから変わってきている、と言われました。
 羊のせい?鳥のせい?

2016年5月25日水曜日

定休日

 しばらく続いた強い日差しがようやく和らいで、今日は曇り空。
 神野山観光協会の各施設は水曜日が定休日ですが、
牧場の羊たちの胃袋に定休日はありません。飼育の世話はいつもと
同じように行っています。
 牧場南側の遊歩道の草が伸びて、歩きにくくなってきたので、
今日はここに羊たちを放して、胃袋を満たしていただこうと思います。
 定休日は羊による歩行者天国を行う場合があるので、う回にご協力ください。
遊歩道の雑草と、放牧場の牧草。どっちの羊がラッキー?

2016年5月16日月曜日

ジョイナー

 お客さんから毛刈り体験の予約を頂いた場合、体験用の羊は
放牧せずに、部屋に残しておきます。
 しかし一頭だけ残された羊は不安になり、鳴きながら部屋の中で
しばらくうろたえています。
 小さい頃から荒くれ者だった脱柵の常習犯ジョイナー(メスなんですけど)は、
この度、毛刈り体験の対象に指名されたので、部屋に残される事になりました。
 その結果、水飲み桶に飛び込み、間仕切りの柵を壊し、窓ガラスを割り・・・。
 ジョイナーの毛刈りは無事に終わったものの、後始末の方が大変でした。 
走り高跳びもお手のもの。
ジョイナーの名はダテじゃない。

2016年5月10日火曜日

連休明け

 今月5日に産まれた双子の子羊たちを、今朝から外に出しました。
 出産後ずっと部屋から出られなかった母羊は、飛び出すように
外へかけて行き、ヨチヨチ歩きの双子の子羊は、鳴きながら必死に
後を追って、霧の中へと消えていきました。
 今日の牧場は霧が深く、時々羊たちが見えなくなるほどですが、
先ほどハイカーの団体さんから、
「見晴らしの良い展望台まで、あとどのくらい?」と聞かれました。
あと二日くらい・・・
連休も終わり、羊たちはいつも通りの?静かな牧場でくつろいでいます。

2016年5月6日金曜日

今井君始動

 今年で4年目になる、JR桜井線の今井町沿線への羊放牧。
 昨年は、放牧面積を2倍に拡大して、秋までの長丁場でしたが、
敷地の雑草をほぼ食べてくれました。
 牧場の今井君はこのJRと今井町の取り組みに、初めから参加しているので、
今朝も自分からトラックに乗り込み、到着すると、さっさと線路わきの草を
食べるようになりました。
 今や今井君の体の半分は、JR西日本産の草で出来ています。
JRのエライ人たち立会いのもと・・・
ところが羊が入ると、皆さん童心に返ってしまいました。

2016年5月5日木曜日

子どもの日

 晴天に恵まれた連休の3日目、牧場はたくさんの親子連れで
賑わいました。
 朝、いつも通り放牧する為に畜舎の扉を開けて、羊たちを
出すと、一頭だけ部屋から出てこない羊がいました。
 よく見るとお尻から破水していたので、そのままにしておいたところ、
2時間くらいして双子の子羊が産まれました。
 今年の牧場は20頭近い子羊恵まれて、今、放牧場にはたくさんの子羊たちが・・・
と、いいたいところですが、2月初めに産まれた子羊たちは、成長が早くて
あまり「かわいい」とは呼べない図体になってしまいました。
子どもの日に子供が産まれた!


2016年5月3日火曜日

子羊に番号札

 2月に産まれた子羊たちが、だいぶ大きくなったので
そろそろ番号札をつける事にしました。
 夕方、畜舎に戻った子羊たちを、一頭ずつ捕まえて
首に札をかけていきますが、子羊にとっては恐怖そのもの。
 大抵の子羊は、暴れたりわめいたりしますが、中にはおとなしい
子羊もいます。
 わめきながら暴れていた子羊も、大きくなればおとなしくなりますが、
子羊の頃おとなしかったのに、大きくなってからわめきながら
暴れる場合もあります(最悪)。
 連休の今日、牧場を訪れるお客さんの中にも、羊を怖がって
泣いてしまう子供がいますが、大人になればいずれ慣れます。
本日の落し物。
帽子、携帯型ルーター、腕時計、羊のしっぽ・・・