2015年7月30日木曜日

羊たち海を渡る その2

 先週、淡路島に行った先発隊の羊たちは、問題無く施設内の
草を食んでいるので、本日、残る3頭の羊たちを連れていきました。
 通勤時間帯に出発した為に、高速道路では何度か渋滞にかかりました。
 特に摩耶辺りでの渋滞は長く、羊たちは暑さの為に喉が渇いたようで、
ひたすら鳴き始めた時には参りました。
 それでも、夏休みに入ったせいか子ども連れの車が多く、高速道路の
合流では好意的に譲って下さったり、一緒に並んで手を振ってくれたりと、
おかげ様で無事にたどり着く事ができました。
 ちなみに帰路は、羊もいないノロくてクサいただの軽トラ。特に譲られる事も無く、
後ろの車はびゅんびゅん抜いていくのでした。
明石海峡大橋を渡る、羊たち一行。初めて見る大海原を前に、羊たちの想いはひとつ。
「早く水をくれ」



2015年7月28日火曜日

いきなり放牧場その2

 今朝いきなり出来た放牧場で、一日を過ごす事になった羊たちは、
結構伸びていた草を食べ尽くして、夕方再び畜舎に帰りました。
 狭いエリアの割にまとまった頭数だったので、お昼過ぎには食べられる草は、ほとんど無くなってしまい、夕方まで日陰でお昼寝をして過ごしていました。
 
美味しい草の為なら、石垣にも上ります。

 

いきなり放牧場

 朝、畜舎から放牧場へ向かう間、羊たちは道端の草を食べながら歩きます。
先日の台風の雨と、その後の強い日差しを浴びて、畜舎周辺の草が一気に伸びました。
 今朝は、放牧する為に畜舎から羊たちを出したものの、出口周辺の草を食べ始めて、
全く進まなくなってしまいました。
 という訳で、急きょその周りを金網で囲んで、特設の放牧場を作りました。
 
狭くて物の多い所での草刈りは、機械では刈り難く鎌では一苦労。
羊自身は仕事と思っていないので、文句も言わず黙々と草をひいてくれます。
仕上がりは雑ですが・・・。

2015年7月23日木曜日

羊たち海を渡る

 4月14日のブログでご紹介した、淡路島のソーラー発電施設が
いよいよ運転を開始しました。
 施設内に植えた牧草も根付いたので、牧場からサフォーク2頭と共に
明石海峡大橋を渡り、さっそく放牧してきました。
 2頭だけでは、有り余るほどの広大な敷地ですが、潮風の香る静かな山の中で、
のびのびと育ってほしいと思います。
 今後問題が無ければ、更に3頭連れていく予定なので、施設関係者のみな様、
羊たちをよろしくお願いします。
 ところで、現場に建てられていた羊小屋は、牧場の事務所よりも立派な、
木の香りが漂う新築の木造でした。いいなー。
素敵な新居には目もくれず、さっそく仕事にかかる真面目な羊たち。

2015年7月21日火曜日

夏野菜

 梅雨が明けて、いよいよ夏が始まろうとしています。
 羊たちは暑い夏が苦手なので、木陰の下に集まって、
昼間の暑い時間が過ぎるのを待っています。
 でもこの暑い夏のおかげで、夏野菜は育ちます。
 売店の横に植えていたニガウリが、いきなり伸びだして
花をつけました。
 昨年の秋に、羊の餌として放牧場にまいた、出来損ないのカボチャが
ツルを伸ばし、たくさんの花が咲いています。
 昨年の暮れに牧場に来たポニー達は、羊よりも色々な草を食べますが、
このカボチャの葉だけは、羊同様食べようとしません。
 ところでこのポニー、ここに来た冬にはモコモコの毛で覆われていましたが、
気がつけば夏毛に生えかわり、とても美しい毛色になりました。
 あ~羊も・・・・・・。
何故かカボチャの葉には、全く手を付けないので、
ここの放牧場はカボチャ畑となりつつあります。。

 
 
 

2015年7月17日金曜日

台風

 昨日は台風の影響で、牧場は一日中雨でした。
 羊たちは畜舎から出られず、食事の時間以外は特にする事も無いので、
まるで旅客機の乗客のようでした。
 今朝は台風が去ってくれそうなので、小雨でしたが羊たちを放牧しました。
 やはり外の空気は違うのか、軽い足取りで雨の放牧場を、ずっと散策しています。
時々雨が強く降る空模様ですが、
羊たちは気にする事も無く、前進あるのみ。

2015年7月15日水曜日

再び今井君お引越し

 JR桜井線沿いに拡張した、お隣の新しい放牧地に今井君たちを放して
約一ヶ月が経ちます。
 そろそろ食べられる草が無くなってきたので、再び元の放牧地に
戻る事になりました。
 この時期は、草の伸びる勢いが早いので、羊たちがここを留守にしていた
一ヶ月程の間に、斜面の草はかなり伸びていました。
 戻ってきた今井君たちは、さっそく手当たり次第に葉っぱを食べながら、
茂みの中に消えていきました。
草の豊かな今井町の放牧地。
でも、そろそろ牧場が恋しい頃かも。

 

2015年7月11日土曜日

桐の木

 4月6日にご紹介した、畜舎の裏にある放牧場の拡張工事は
藪の切り開き作業が、ようやく一段落しました。
 間伐した木々がまだ片付いていませんが、今までうっそうとして
日の当らなかった土地に光が入るようになり、明るく風通しの良い
景観になりました。
 間伐を逃れた木々は、これからたくさんの日光を浴びる事ができますが、
台風などの強風には自らの力だけで耐えなくてはなりません。
 先日の夕方、強い風が吹いて1本の桐の木が、無残に折れてしまいました。
 今まで周りの藪に守られて、弱い幹のまま高く伸びた為、風の強さに
耐えられなかったようです。
 羊たちに木かげを提供してくれるはずだった木だけに、今後再びひこばえが
芽吹く事を願っています。
折れた桐の木を惜しむ声をよそに
タンスの皮算用。

 

2015年7月10日金曜日

梅雨の中休み

 今朝は曇り空。
 毎日のように雨に降られていたせいか、傘を持たずに外を歩けるだけでも、
晴れの気分です。とはいえ、昨日まで降った雨のせいで、
足元は良くありません。
 神野山の緑は更に深みを増して、夏がすぐそこまで来ている事を、
セミたちが教えています。
久しぶりにお外でくつろぐチャブ郎君。

2015年7月9日木曜日

クモの巣

 梅雨に入ってから雨の日が続いています。
 牧場は赤土が多いので、雨で濡れると滑りやすくなるため、
ここで働く飼育員は、必ず1度は滑ってコケます。(羊もコケます。)
 毎年、蒸し暑いこの時期になると、小さな虫が急に増えますが、
今年はいつもより少なめです。いつもなら掃除のたびに取っているクモの巣を、
あまり取らない様にしているからかもしれません。
 それにしてもこのクモの巣、一体どこまで増えるのでしょうか?
 このままだと、窓に網戸は要らなくなるかもしれません。
柵のマス1区画ずつに設けられた、クモの巣の団地。
よく見ると、耐震構造らしき工夫も…。