2013年8月31日土曜日

かぼちゃ?

 牧場の林ではツクツクボウシが鳴くようになりました。
 朝夕はだいぶ涼しくなり、近くの田んぼでは稲刈りも始っています。
 長かった夏休みも今日で終わりだからでしょうか?
 お天気にもかかわらず、親子連れのお客さんが少ないような気がします。
 ところで、事務所の裏に咲いていたかぼちゃ(?)の実が、食べ頃になりました。
かぼちゃには見えないのですが、切ってみたらかぼちゃでした。
もともと羊にあげる為に、近所の農家の方がくださったもので、昨年の秋に細かく砕いて
まいた時に、付いていた種が芽を出したようです。放牧場にはびこるかぼちゃのつるを、羊たちが
食べなかったので、ここまで大きく成長しました。
いくら採っても次の実が・・・これが俗に言う「倍返し!」

2013年8月22日木曜日

夏の放牧

 先日、今井町の鉄道沿線に放牧した羊たちは、この暑さにバテ気味ながら土手の草を大体
食べてくれました。
 この試みでわかってきたことは、雑草にも食べ頃があり、羊はそれを食べ分けるということです。
 羊は背の高くなった草は食べない、といわれてますが羊にとってその草が旬であれば、食べました。
草の種類ではなく、食べ頃かどうかが問題のようでした。確かに私たちも同じですね。
そして、他に食べるものがなければ私たちと同じ様に、しかたなくそこにあるものを食べます。
 

暑さもあって昼間はほとんど小屋の中。どうやら夜中に活動していたようです。
おつかれさまでした。&ごちそうさまでした。

2013年8月17日土曜日

雑草と羊

 牧場周辺の田んぼの稲の穂が垂れはじめました。
 暑い夏ですが、季節はゆっくりと秋に向かっています。
 実や種をつけるのは作物だけではありません。
 雑草たちも来年のためにたくさんの種をつけ始めました。羊は種をつけ始めた草は
あまり食べようとしません。この場合、一度表面を刈り取って回収すれば、再び生えてくる
若葉を食べてくれます。
手前に生える、種をつけた雑草には目もくれず、奥の短い草を食べ続ける羊たち。
種がつく前に羊を入れるべきでした。反省・・

2013年8月15日木曜日

おにふすべ

 暑い毎日がいつまでも続き、羊たちはヘバっています。
 お盆休みに入ってから、牧場にはお孫さんを連れた、老夫婦の家族が目立つようになりました。
 高原とはいえ、昼間の日差しは厳しいので、休憩するベンチ周辺には水撒きをしていますが、
焼け石に水とはこの事で、振り向けばもう地面は乾いています。
 羊たちが畜舎に戻るとき、ベンチ周辺の前を走り抜ける訳は、地面が熱いからなのか?
 
公園を巡回していたらツツジの脇に真っ白いバレーボールが…
正体はおにふすべ。キノコでした。

 

2013年8月9日金曜日

「除草」ではなく・・

 暦の上では立秋を過ぎたにもかかわらず、この暑さ。なんとか乗り切りましょう。
 このところ雨の降り方が尋常ではないので、園内では流された土を戻すのに一苦労です。
 さて、先月に羊たちを放牧した今井町のJR桜井線斜面ですが、撤収後一ヶ月がたち再び
美しい(美味しそうな)若草が茂ってきたので、お彼岸前にもう一度放牧する事にしました。
 
 到着後、トラックの扉を開けると美味しそうな草を見つけて、自ら進んで飛び降り、食べ始めました。草の状態がいいのはJRの皆さんが、定期的に斜面の除草管理をしていてくれたおかげです。
 今やこの斜面は、健康な羊を育てるための放牧場になりつつあります。
羊たちは除草のためではなく、健康に成長するためにここの草を食べています。
近所の子供たちが、すてきな看板を書いてくれました。ありがとうございます。

2013年8月5日月曜日

部屋替え

 暑い毎日、夏真っ盛りです。
 昨日は親子連れのお客さん達で賑わいました。
 よくお客さんから、放牧された羊たちをどうやって畜舎へ戻すのか聞かれます。
 見れば一目瞭然ですが、ただ放牧場の扉を開けるだけです。あとはそれぞれ勝手に自分達の部屋へ戻って行きます。ただし部屋替えをすると、新しい自分の部屋を覚えるまで、少し時間がかかります。それまでは我々飼育員が、ホーキを振り回しながら羊を部屋まで追い込む作業が続きます。
 今日サフォークの部屋替えをして、畜舎を仕切っていた柵を外しました。子羊達が母になり、父になる為の準備です。
売店前の木の枝に大人の人差し指くらいのクワガタがいました。
こんなに暑いのに、汗はかかないのかな?